悪人読み終わりました。

いやー良かった。いろいろ考えさせられますね。
とにかく読んでるあいだ先が気になって気になってどうしようもなかった。著者の本の中ではめずらしいんじゃないですかね。
こんなに夢中になって本を読んだのって久しぶり。
パークライフとかパレードとかのイメージが強いからか常に起承転結のものすごい勢いで起と転が起こるこの作品に吉田修一の新鮮さを感じました。

どこかで聞いたことある内容の事件。そのなかでの心理の描写、人それぞれの書き分け。ここまでの内容のリアル感はなかなか出せないよなぁ。
ちなみに僕にとっての”悪人”はあいつとあいつ。被害者と加害者。被害者は加害者でもあり加害者は被害者でもある。

また、つい先日訪れた長崎、福岡が舞台なのでとても良かった。


はて次は何を読もうかな。というかまだアローズの本を途中までしか読んでないから優先して読まねば。